怒りの形相で悪を粉砕　馬頭観世音菩薩

怒りの形相で悪を粉砕 馬頭観世音菩薩

馬頭観世音菩薩（ばとうかんぜのんぼさつ）には様々なご利益があるとされております。

ご利益

諸悪消除、苦悩消除、災難消除。
慈悲、動物守護、道中安全、大願成就、心願成就、必勝祈願、合格祈願、膝平癒、腰平癒、漁業の神様、商売繁盛、、厄除け、旅行安全など。

簡単に説明

・怒りの形相で悪を粉砕
・悪事災難を除く仏様

馬頭観世音菩薩とは

怒りの形相で悪を粉砕する菩薩です。
馬頭観世音菩薩は、インドの神であるヴィシュヌ神の化身が由来とされており、仏教に取り入れられ菩薩となりました。
馬頭観音(ばとうかんのん)とも呼びます。

◎六観音(ろっかんのん)：馬頭観音は、六観音の一尊です。

六観音とは

六観音（ろくかんのん）とは、地獄道から天道までの六道に配された六体の観世音菩薩を指します。
六道にいて、衆生を救うという六体の観世音菩薩で、地獄・餓鬼・畜生（馬頭観音）・修羅・人間・天上の六道に配置された観音です。

馬頭観音の信仰

昔は武家や農民にとって、馬は生活の一部となっており、馬を供養する仏としても信仰されました。レース中の事故で亡くなった馬を供養するために、競馬場の近くにも祀られます。

お姿かたち

宝冠に馬頭を戴き、忿怒相（ふんぬそう）をした観音菩薩。怒りの顔が強ければ強いほど、人を救う力が大きく、慈悲も強いことを表すといわれています。
衆生の声を聞き、悪事災難を除く仏様です。

場所

宝仏殿の南。