人生の節目、長寿祝いの年を大師堂で祈る|岐阜市の鏡島弘法

長寿祝いの年を大師堂で祈る

人間が長く生きていく過程には、様々な「長寿の節目」が訪れます。還暦(かんれき)、古希(こき)、喜寿(きじゅ)、傘寿(さんじゅ)、米寿(べいじゅ)といった長寿のお祝いは、これまでの無事を神仏に感謝し、これからの健康を改めて祈る大切な節目の時期です。
岐阜県岐阜市にある「鏡島弘法(かがしまこうぼう)」こと瑞甲山 乙津寺(ずいこうざん おっしんじ)は、1200年以上の歴史があり、京都の東寺、神奈川県の川崎大師と並び「日本三躰厄除け弘法大師」の一つとして数えられ、全国から広く参詣の方が訪れます。
様々な節目に健康長寿や病気平癒を改めて祈る、長寿のお祝いにお参りはいかがでしょうか。

 歴史1200年の鏡島弘法

鏡島弘法 乙津寺の歴史は古く、奈良時代の天平10年(738年)に行基菩薩がこの地に草庵を開創したことに始まります。その後、平安時代の弘仁4年(813年)、嵯峨天皇の勅命を受けた弘法大師空海がこの地に滞在し、七堂伽藍を造営し、寺の名称を「乙津寺」と定めました。
弘法大師が「仏法がこの地に栄えるならば、この杖からも枝葉が栄えるだろう」と言い、地面に自らの梅の杖を挿しました。すると不思議なことに、その杖からたちまち青々とした芽が吹き出し、見事な枝葉を茂らせたという伝承があり、これに由来して当寺は、別名「梅寺(うめでら)」ともいいます。

 長寿・祝いの年、算賀(さんが)

算賀(さんが)とは、長寿を祝うお祝い(年祝い)のことです。
厄年を無事に乗り越えた後も、61歳の還暦をはじめとする各種の「年祝(古希・喜寿など)」という新たな人生の節目が訪れます。これら長寿の節目に、これまでの無事を感謝し、これからの該当する年を迎える際には、お祈りをしましょう。

 「賀寿」の年齢

日本には、古くから長寿を祝い、健康と長寿を祈る、「算賀(さんが)」・「年祝い(としいわい)」・「賀寿(かじゅ)」と呼ばれる風習があります。
年祝いを広い意味では、幼児期から始まる人生儀礼も含まれますが、一般的には還暦(かんれき)以後の祝いをいいます。 人生の節目となる代表的な長寿のお祝いには、それぞれ名称があります。

祝いの名称数え年由来と意味
還暦(かんれき)61歳十干十二支が60年で、生まれた年の暦に「還る」という意味です。
古希(こき)70歳中国の詩人・杜甫の詩の一節「人生七十古来稀なり」に由来します。
喜寿(きじゅ)77歳「喜」の草書体が「七十七」と読めることから、おめでたい年とされます。
傘寿(さんじゅ)80歳「傘」の略字(仐)が「八十」と分解できることに由来します。
半寿(はんじゅ)81歳「半」の文字を分解すると「八十一」になることから祝われます。
米寿(べいじゅ)88歳「米」の字をほぐすと「八十八」となることから、実りの多い年を祝います。
卒寿(そつじゅ)90歳「卒」の略字(卆)が「九十」と読めることに由来します。
白寿(はくじゅ)99歳「百」の字から上の「一」を引くと「白」になる。100歳まであと1年の祝い。
百寿(ひゃくじゅ)100歳一世紀(100年)を生きたことを祝福する、名誉でおめでたい節目です。
茶寿(ちゃじゅ)108歳草冠が「十」と「十」、下部が「八十八」で合わせて108になるため。
皇寿(こうじゅ)111歳99歳を表す「白」に、上の「一」、「十」、下の「一」が組み合わさって111。

※お寺では、数え年、生まれた時を1歳とし、元旦を迎えるごとに1歳を重ねる数え方で行うのが伝統ですが、長寿祝いの年齢は、伝統的な数え年、現代的な満年齢のどちらでお祝いしても問題ありません。 

 21日縁日の「厄除け大祈禱会」

弘法大師空海の月命日にあたる毎月21日は、鏡島弘法(乙津寺)の「御縁日(ごえんにち)」です。
縁日には、大師堂にて「弘法大師御影供(みえく)の法要」とともに「厄除け大祈祷会」が厳かに営まれます。
お堂の中に響き渡る力強い太鼓の音と、僧侶による読経が唱えられます。この「厄除け大祈禱会」では、参拝者の厄除けをはじめ、身体安全(健康)、家内安全、交通安全、商売繁盛、進学祈願、諸病悉除(病気平癒)、諸縁吉慶などの諸願成就がご祈祷されています。
長寿祝いのお参り際に、「弘法大師の縁日」のお参りはいかがでしょうか。

 毎月21日限定の「金の御朱印」

毎月21日の縁日にしか授与されない「金の限定御朱印」がございます。金色の弘法大師の文字と、お姿や開運厄除の押印があるオリジナルの御朱印です。人生の節目の日に、より一層の貴重な御朱印1体になります。

 御札・御守りの各種授与品

ご祈祷をした「御札」や「御守り」、各種授与品がございます。鏡島弘法ならではの御札やお守りの授与品をご紹介します。

開運厄除け御札

開運厄除け、災難除けを祈願した「金色の御札」です。
御札はご自宅の神棚や仏壇、またはリビングなどの目線より高い清潔な場所に、正面が南向きか東向きになるようにお祀りください。

開運厄除け守り

開運厄除け、災難除けを祈願した「開運厄除お守り」です。
災いから身を守ってくれる定番のお守りで、いつも身近に携帯できるお財布やバッグに入れて持ち歩くことで身を守ってくれます。

身代り大師お守り

長寿の年齢になると、ちょっとした転倒や風邪が大きな病気につながることがあります。この「身代御守」は、持ち主に降りかかろうとする予期せぬ不運や怪我、病魔を、弘法大師が代わりに引き受けて身を守るというお守りです。普段使うバッグや、お財布などに付けてお持ちください。

交通安全お守り

自動車やバイクの運転、災難から守るお守りです。乗り物による交通事故やトラブルを未然に防ぐように、交通安全お守りを授かる方は多いです。

病気平癒お守り

現在、病気や怪我と闘っている方のためのお守りです。枕元に置いて休む、普段着る上着のポケットなどに入れて常に身近に置いておくことで、病気を平癒してくれます。

健康お守り

病気をせず、毎日を元気に過ごせるよう祈願したお守りです。身につけやすいコンパクトなサイズで、大切なご家族やおじいちゃん、おばあちゃんへの贈り物としても喜ばれています。

 境内スポットを巡る

乙津寺の境内には、神仏が数多くお祀りされています。

宝仏殿の三体

昭和20(1945)年の岐阜空襲により、お寺の本堂などは一度焼失してしまいましたが、奇跡的に難を免れた貴重な仏像が今も現存しています。
境内の宝仏殿には、国指定重要文化財である「木造千手観音立像」「木造毘沙門天立像」「木造韋駄天立像」の三体が納められています。

※宝仏殿の堂内拝観は、午前9時から12時まで(拝観料500円・御朱印付き)となっております。
※毎月21日の「弘法大師の縁日」など特別な日(ご奉仕の方がいる日)には近くで拝むことができます。

国指定重要文化財「十一面千手観音菩薩像」(天平時代、衆生済度)

乙津寺の御本尊である「十一面千手観音菩薩像」です。
行基菩薩の作と伝えられるこの仏像は、あらゆる方向を見守る十一の顔と、千の手によって、私たちが抱える苦しみや悩みを漏らすことなく救い上げてくれると言われています。

勝運と財運を司る「毘沙門天」(藤原時代、腰に手を当てる珍しい鞍馬寺様式)

四天王の一尊であり、勝運長久、商売繁盛、財宝福徳を司る武神として、ここぞという勝負時や、金運に強力な後押しをしてくれると信仰されています。

健脚の「韋駄天」(鎌倉時代、国内最古級かつ屈指の大きさ) 

仏法を守護する俊足の神であり、除災招福、修行者守護、そして健脚(足腰の健康)のご利益があります。

2021年奉安、「黄金の修行大師像」

大師堂の西側には、ひときわ目を引くまばゆいスポットがあります。2021年11月に、皆の厄除け開運の祈りを込めて奉安された「黄金の弘法大師像」です。
弘法大師の若き日に修行に励んでいた頃の行脚(あんぎゃ)のお姿をしており、網代笠をかぶり、右手に錫杖、左手に数珠と鉄鉢を持ち、黄金に輝く圧巻のお姿です。

健康長寿を授ける七福神「寿老人」

境内には、人々に福をもたらす「七福神」のすべての像が奉安されています。その中でも特に長寿祝いの参拝で外せないのが、「寿老人(じゅろうじん)」です。寿老人は、にこやかな表情で手には不老長寿の桃や杖を持ち、健康長寿、延命長寿、そして諸病平癒の神様として篤く信仰されています。おじいちゃん、おばあちゃんのこれからの健康を願い、ぜひ優しく手を合わせてみてください。

境内の神仏多数

また、境内には厄除け、災難除去の不動明王、縁結び・金運向上の融通尊、知恵・智慧を授けする勢至菩薩、「鏡島七福神」のすべてが鎮座しているほか、生まれ年の干支に合わせてお参りできる「十二支守本尊」もすべて奉安され、神仏多数に祈願できます。

 シニア世代に優しいバリアフリー

参拝の際、鏡島弘法は、シニアや車椅子の参拝者にも配慮された優しい境内となっています。
境内から大師堂近くまで車椅子で比較的スムーズに移動できます。
行事のある日以外は、混雑がなく、静かにお参りいただけます。

 アクセス

鏡島弘法 乙津寺〒501-0124
岐阜県岐阜市鏡島中2丁目8番1号
電話番号:058-252-2062
寺務所受付:9:00~12:00
(毎月21日、1月1〜3日は9:00〜17:00)Google Mapを開く

名称乙津寺 (通称:鏡島弘法)
所在地〒501-0124 岐阜県岐阜市鏡島中2丁目8番1号
JR「岐阜」駅より車で15分
JR「西岐阜」駅より車で5分、徒歩で15分
岐阜バス「鏡島弘法前」バス停から徒歩5分
  駐車場  無料駐車場80台あり
 寺務所受付時間 9:00~12:00 (毎月21日、1月1〜3日は9:00〜17:00)
電話番号058-252-2062
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