迷いや煩悩を取り除く 不動明王
不動明王(ふどうみょうおう)には様々なご利益があるとされております。
ご利益
強い意志を持ち悪と戦い、人々の安全や平安を守る。
金運・商売繁盛、健康祈願、家内安全、勝負運、交通安全、災難消除、煩悩退散、身上安全、除災招福、病気平癒、疫病退散、身体健全、家内安全、国家安泰、煩悩退散、学業成就、立身出世、航海安全、厄除け、修行者守護、福寿増長、五穀豊穣、世界平和・国土安穏など。
簡単に説明
・迷いや煩悩を取り除き、人々を救う慈悲深い仏様
・「お不動さん」と庶民に親しまれている
・恐ろしい表情をし、背後では炎が燃えさかるお姿
◎十二支守り本尊で、不動明王は酉年の守りご本尊です。
不動明王とは
不動明王は、迷いや煩悩を取り除き、人々を救う慈悲深い仏様。
日本各地にまつられ、「お不動さん」「お不動様」として親しまれています。
恐ろしい表情をし、背後(はいご)では炎が燃えさかる、勇ましいお姿です。
衆生を救うために見るからに恐ろしいお姿をしたといわれ、人々を導き、災いを祓う力があるとされています。
※不動明王は、平安時代(794―1185年)に弘法大師空海によって密教とともに日本に伝えられました。弘法大師は中国から船で帰国するときに嵐に見舞われ、不動明王の真言を唱えて難航を乗り越えました。
大日如来の化身
不動明王は、宇宙を治める絶対王者である大日如来の化身(けしん、生まれ変わり)でもあります。
不動明王は五大明王の中心となる一尊で、人々を救うため厳しいお姿をし、大日如来のように偉大な心で煩悩から人々を救います。
お姿かたち
不動明王は怒りの表情と炎の背景をまとった姿が印象的です。
顔は怒りに満ちた忿怒相(ふんぬそう)をしていますが、人々を救おうとする慈悲深い優しい仏様です。
右に宝剣(悪を断ち智慧を象徴)、左手に羂索(けんさく、煩悩から目覚めさせ救いあげる)という縄をもっています。
背後では火炎(闇を明に転じ、煩悩や災いを焼きつくす)の光背(こうはい)がメラメラと燃え、岩座に乗るお姿が多いです。
八大童子
八大童子は、仏の教えである四の智恵(四智)と、四の行い(四波羅蜜)を一体ずつ体現したもので、仏教を信仰するすべての衆生を守護し悟りへと導く役割を担います。
八大童子は以下の通りです。
矜羯羅(こんがら)、制吒迦(せいたか)、慧光(えこう)、清浄比丘(しようじようびく)、慧喜(えき)、烏俱婆伽(うぐばか)、持徳(しとく)、阿耨達(あのくた)をいいます。
三十六童子
三十六童子(さんじゅうろくどうじ)は、不動明王の手助けや、不動明王に代わり、直接私たちを救ってくださる童子です。
三十六童子は以下の通りです。
1.矜迦羅童子(こんがら) 2.制叱迦童子(せいたか) 3.不動恵童子(ふどうえ) 4.光網勝童子(こうもうしょう) 5.無垢光童子(むくこう) 6.計子爾童子(けいしに) 7.智慧幢童子(ちえどう) 8.質多羅童子(しちたら) 9.召請光童子(ちょうしょうこう) 10.不思議童子(ふしぎ) 11.羅多羅童子(らたら) 12.波羅波羅童子(はらはら) 13.伊醯羅童子(いけいら) 14.獅子光童子(ししこう) 15.獅子慧童子(ししえ) 16.阿婆羅底童子(あばらち) 17.持堅婆童子(じけんば) 18.利車毘童子(りしゃび) 19.法挾護童子(ほうきょうご) 20.因陀羅童子(いんだら) 21.大光明童子(だいこうみょう) 22.小光明童子(しょうこみょう) 23.仏守護童子(ぶつしゅご) 24.法守護童子(ほうしゅご) 25.僧守護童子(そうしゅご) 26.金剛護童子(こんごうご) 27.虚空護童子(こくうご) 28.虚空蔵童子(こくうぞう) 29.宝蔵護童子(ほうぞうご) 30.吉祥妙童子(きちしょうみょう) 31.戒光慧童子(かいこうえ) 32.妙空蔵童子(みょうくうぞう) 33.普香王童子(ふこうおう) 34.善你師童子(ぜんにし) 35.波利迦童子(はりか) 36.烏婆計童子(うばけい)。
当寺の不動明王
当寺の不動堂でお祀りする不動明王は、八大童子と三十六童子である矜迦羅童子(こんがらどうじ)と制叱迦童子(せいたかどうじ)の二童子が両隣に従え祀られています。
場所
お祀りされてる場所は不動堂です。
◎乙津寺は、東海三十六不動尊霊場の31番です。
名称 | 乙津寺 (通称:鏡島弘法) |
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所在地 | 〒501-0124 岐阜県岐阜市鏡島中2丁目8番1号 西岐阜駅から車で約5分 岐阜バス「鏡島弘法前」バス停から徒歩5分 |
駐車場 | 無料駐車場80台あり |
寺務所受付時間 | 9:00~12:00 (毎月21日、1月1〜3日は9:00〜17:00) |
電話番号 | 058-252-2062 |