宇宙そのものを表す仏 大日如来

宇宙そのものを表す仏 大日如来

大日如来(だいにちにょらい)には様々なご利益があるとされております。

ご利益

願いを叶えてくれる。
心願成就、邪魔、障害を取り除く、災厄苦難を除き、福徳、長寿など。

簡単に説明

・宇宙そのものを表す仏
・光で世界を照らす
・胎蔵界・金剛界の2つがある

◎十二支守本尊:大日如来は未・申年の守りご本尊です。

大日如来とは

「宇宙そのもの」を表す仏様で、あらゆる仏の頂点に立ちます。
大日という名前には「大いなる太陽」という意味があり、偉大な光で世界のすべてを照らします。

大日如来と密教

大日如来は仏教が発展し密教という教えの中で生まれました。
密教において宇宙そのものを表す仏として、仏の最高位に位置しています。

密教とは、仏教の一派で「秘密仏教」とも呼ばれ、古代インドで生まれた宗派です。大日如来は真言密教(真言宗)の御本尊として知られております。

金剛界 胎蔵界

密教において、
・金剛界(こんごうかい)
・胎蔵界(たいぞうかい)
という2つの世界があり、それぞれの世界に異なる大日如来がいます。

金剛界と胎蔵界の特徴

金剛界と胎蔵界は、それぞれが異なる特徴を持っています。
金剛界は密教の智の世界、胎蔵界は密教の理の世界を表すとされております
・金剛界は経典『金剛頂経』、金剛石のように何があっても壊れない「智慧」を表現したもの
・胎蔵界は経典『大日経』、事象の根元を内在の世界に求めたもので、胎内での出産以前の姿で「優しさ」を表現したもの

※詳細の特徴は省略します。

お姿かたち

宝冠や瓔珞(ようらく、ネックレスのような飾り)を身につけます。
背に負う光背は円形で、日輪(にちりん、太陽の異称)を表しています

お姿かたち 金剛界と胎蔵界

金剛界と胎蔵界は手の結び方(印相)が異なります。

・金剛界は印相のかたち「智拳印(ちけんいん)」です。左の握り拳から人差し指を立てて、これを右手で握り包み込む印相で、智恵や最高の思考を表す
・金剛界は印相のかたち「法界定印(ほっかいじょういん)・禅定印(ぜんじょういん)」で、最高の悟りの境地を表します。左の手のひらに右手の甲を重ね、両親指をあわせて膝の上に置く

当寺の大日如来

左の人差し指を右手で握っていますので、当寺の大日如来は金剛界の仏様です。

場所

大師堂の西

名称乙津寺 (通称:鏡島弘法)
所在地〒501-0124 岐阜県岐阜市鏡島中2丁目8番1号
西岐阜駅から車で約5分 岐阜バス「鏡島弘法前」バス停から徒歩5分
  駐車場  無料駐車場80台あり
 寺務所受付時間 9:00~12:00 (毎月21日、1月1〜3日は9:00〜17:00)
電話番号058-252-2062
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